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介護保険制度の仕組み(3)

5. サービス利用の手続き

介護保険を利用する場合は、お住まいの市区町村の窓口で要介護認定(要支援認定を含む。以下同じ。)の申請をしましょう。よくわからない場合は、地域包括支援センターに電話をして確認するとよいでしょう。

介護サービスを利用する場合、一番大事なことは要介護認定申請をすることです。申請後は市区町村の職員などから訪問を受け、聞き取り調査(認定調査)が行われます。
また、市区町村からの依頼により、かかりつけのお医者さんが心身の状況について意見書(主治医意見書)を作成します。

訪問調査は、1時間程度で終わりますので、家族が立ち会っておくとよいでしょう。認定結果通知が届いたら、居宅介護支援事業所を選択します。利用者は、自由に事業所を選択できますから、親身になって対応してくれる事業所を選ぶとよいでしょう。

6. 介護サービスの種類にはどんなものがあるの

介護サービスを分類すると介護給付と予防給付、総合事業に分類できます。
介護給付は、要介護認定を受けた場合、予防給付は、要支援認定を受けた場合、総合事業は要支援認定を受けた場合と要介護申請をしていない方及び一般高齢者(65歳以上)が利用できます。
また、都道府県・政令市・中核市等が指定・監督を行うサービスと市町村が指定・監督を行うサービスがあります。

7. 介護予防・日常生活支援総合事業のサービス利用の流れ

介護予防・日常生活支援総合事業(以下「総合事業」という。)については、市町村が中心となって、地域の実情に応じて、住民等の多様な主体が参画し、多様なサービスを充実することにより、地域の支え合いの体制づくりを推進し、要支援者等に対する効果的かつ効率的な支援等を可能とすることを目指すものです。総合事業は以下の手続きで利用することができます。

総合事業のサービスを受けるには?

まずは、お住まいの市町村の窓口に相談下さい。ここでの相談は、希望するサービスや要介護認定等の申請も含む広い意味での相談になります。窓口担当が具体的に総合事業の利用か要介護認定を受けるかなどについて幅広い視点で相談を受けます。この場合の窓口の多くは地域包括支援センターとなります。もちろん市町村の窓口でも受付は出来ますが具体的な内容相談は地域包括支援センター等の専門職が家族を含む相談者の具体的相談を受けます。

総合事業では、既存の介護予防の訪問介護事業者や通所介護事業者がみなし指定事業者として利用可能な他、住民主体のサービス等、多様なサービスを選択することが可能になります。

総合事業のサービスの受け方

総合事業の内容を例示すると次図になります。

総合事業の事業内容

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