認知症対応型通所介護
平成18年4月の改正介護保険法施行に伴って導入された地域密着型サービスの一つです。
在宅で介護が必要な認知症の方が、特別養護老人ホームや認知症対応型共同生活介護(グループホーム)の供用スペースなどを活用して、少人数で家庭的な雰囲気の中、日帰りで健康チェック・入浴・食事の介助などを受けるサービスです。認知症の方の社会参加や家族以外との交流の場として、また家族の介護負担の軽減という役割もあります。介護保険の利用料の他に、食費や日常生活費など利用に応じて実費が必要になります。
入浴介助・個別機能訓練・栄養改善・口腔機能向上などのサービスを受けた場合や、事業所の体制による加算がつく場合もあります。また地域密着型サービスは、事業所の指定や指導監督を市町村で行うため、原則として事業所のある市町村在住の方が対象となります。
在宅で要介護1~5の認知症の方が対象です。要支援1・2の方は介護予防認知症対応型通所介護の対象となります。
8時間以上9時間未満1回の料金のめやす(平成30年4月現在)
- 介護保険自己負担:およそ1,107~1,588円程度
- 食費およそ600~800円程度
- 日常生活費・おむつ代など適宜
食事代は全額自己負担となります。入浴は1回あたり60円などの利用負担が必要です。
グループホーム併設型など事業所の形態・利用状況により自己負担額が変わります。
介護保険自己負担は介護度・加算・地域によっても異なります。
自宅から歩いたり、送迎車を利用したりして日帰りで事業所に通います。季節感あふれる玄関が迎えてくれます。
皆で談笑し、ゆったりと過ごします。入浴・昼食・レクリエーションなどのサービスを利用します。
看護師による健康チェックで異常がなければ入浴します。温泉にでも行ったような大きな浴場もあります。
重度の方もおられるため、ストレッチャーや機械浴などの設備も充実しています。
加算の対象ですが個別機能訓練を受けることもできます。
トイレにも手すりがついており、安全に過ごせる配慮が行き届いています。
今日は風船バレーです。毎日、皆で楽しめるレクリエーションが工夫されています。
利用者とスタッフで力を合わせた共同制作「火の鳥」です。集団でのサービスならではの取り組みです。