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療養通所介護

平成18年4月の改正介護保険法施行に伴って導入されたサービスの一つです。

在宅でがんの末期(ターミナル)の方や、痰の吸引、人工呼吸器の管理など医療処置の必要な中重度の要介護状態の方が、医療機関や訪問看護ステーションと連携したデイサービス事業所等に通い、日帰りで健康チェック・入浴・食事・機能訓練などを受けるサービスです。

従来の通所介護では受け入れが不可能だった方の外出や交流の場として、また家族の介護負担軽減がより大きな役割となっているのが特徴です。

介護保険の利用料の他に食費や日常生活費など利用に応じて実費が必要になる事業所もあります。また、事業所の体制による加算がつく場合もあります。事業所によって異なりますので、利用の際に確認することが必要です。

要介護1~5の中でも医療依存度の高い中重護の方が対象です。また、医療保険の方は、事業所で定める金額(全額自費)で利用することも可能です。

1回の料金のめやす(平成30年4月現在)

  • 6時間以上8時間未満 1620円(介護保険自己負担1割の場合の額)
  • 食費およそ500~900円程度
  • 日常生活費など適宜

介護保険自己負担は加算・地域によっても異なります。

療養通所介護、送迎の様子
療養通所介護は重度の要介護状態の方が対象です。
送迎は車イスごと乗ることができる送迎車で行います。
療養通所介護、玄関の様子
玄関です。明るい笑顔で迎えてくれます。
療養通所では、入浴、食事(胃ろう、経管栄養も含みます。)など、医療管理の必要な方も安心して過ごすことができます。家族の方の休息も大切な目的です。
療養通所介護の施設の様子
車イスのまま計測できる体重計です。
介護ベッドが並ぶ室内ですが、明るい壁飾りで季節感を出しています。
療養通所介護の施設の様子
訪問看護ステーションに併設されていることが多く、看護師の手厚い配置が特徴です。
療養通所介護、ベッドから車イスへの移乗の様子
ねたきりの方が多いので、ベッドから車イスへの移乗はリフトを利用しています。
療養通所介護、ベッドから車イスへの移乗の様子
二人介助で安全に移乗できるように配慮しています。
療養通所介護、浴槽の様子
寝たままで湯船に入れる浴槽です。
入浴が楽しみという方がほとんどです。
療養通所介護、トイレの様子
車イスの方もそのまま入れるトイレです。
洗浄できるようにシャワーも付いています。

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